今日は創作002について少々語りたいと思います。
創作活動の目覚め
10歳、小5くらいでしょうか。
私が初めて創作というものを意識して作ったキャラに「亮(りょう)」という俳優と、亮がコッソリ付き合ってる「知佐(ちさ)」という女優がいました。
ふたりが共演するドラマに、タイトルは忘れましたが002本編のようなものがありました。
亮はひたすら冷酷な暗殺屋「朝倉早穂」を、知佐は早穂に家族を殺されたけど知らずに早穂を好きになる「白河紀秀(しらかわかずほ)」を演じていました。
(20200606、亮のラクガキ↓クリックで拡大)
撮影と日常を行ったり来たりしながら進む創作だったのですが、亮側の人間と、ドラマのキャラが膨れあがりすぎて、小中学生の脳みそと技量ではどうしようもないことになりまして。
次第に日常をカットして、早穂と紀秀がメインの別創作ができあがっていき、17歳までには確立されていた記憶があります。
それからは亮をメインにしたり(俳優だから派生創作ができて便利)、早穂をメインにしたり。
顔が同じなので、アクセサリなどで変化を付ける程度だったんですけどね^^
001の翠、アキラ、川崎先生もこの頃にはできあがっていました。
(ただし先生のビジュアルはおじいちゃんで、基本しかめっ面)
仕事が忙しくて4年ほどほとんど描けない時期もありましたが、2009年くらいまでは創作していました。
そして、その後パッタリと創作をやめてしまいました。
名瀬さん、リア充になる
やめた理由は単純明快。
お付き合いしてたった3週間の人と結婚し、男子で空想する必要がなくなってしまったんです。
ちょこちょこ書いていたプロットに似たSSも、アナログイラストも、全て破棄。
(ちょっと後悔…。棄てなきゃよかった…。)
創作復活の狼煙
これも理由は単純です。
子どもが大きくなってきて自分の空き時間ができ、アニメを見るようになったからです。
なんやかんやで二次創作をきっかけにお絵かき復活して、1年ほど経った2019年秋。
ちょっとした悩みが生まれました。
版権キャラをお借りして描いている自分。
作品の傾向やキャラの動かし方は、昔創作していたものと似ている。
借りたままでいいのだろうか?
本当に描きたいことはなんなのだろう?
借り続けて、自分の創作に発展はあるのだろうか?
キャラの性格・色・服装、既に決まって固定化されたもので、自分で考えたりはしない。
そのキャラは大好きだけれど、ちょっと違う気がする。
そうだ!
私には早穂がいるじゃないか!
試行錯誤の日々
当時の顔や設定を思い出しながら、何度も練習しました。
(202010月から12月にかけての練習↓クリックで拡大)
「早穂」って名前、リア友とかぶっちゃったし、字面が女性寄りっぽいし、漢字を変えよう。
う〜ん。
佐保でいいやwww(適当)
紀秀は読みにくいし、佐保と音もかぶってるから変えよう。
あずさ(仮)でとりあえず……。
なんだかしっくりこないな……。
「さほ」が優しい音だから、やっぱり「か」って強い発音で始まって欲しいんだよなぁ。
かずさ、うーん、赤ちゃん命名でも見るか…。
上総、和紗……普通だなぁ。
あ!!!!
「香ず紗」
これがいい!
あまりない字面だけど、読みやすいからこれがいい!!
こんな感じで主人公とヒロインは再構築されていきました。
ストーリーもかなり変更しました。
脳移植されている設定はそのままですが、コピーに失敗した部分が多数あって、記憶が穴だらけになりました。
そして、冷酷で愛を知らない性格を、移植後も愛情いっぱいに育てられたので明るく活発だったけど、いろいろゴッソリ失ってしまい、優しいがゆえにもがく性格に変えました。
香ず紗は基本的に変わらないけれど、ラストの動き方がまるで違います。
川崎先生の見た目をおじいちゃんからまるっと若々しく変更して、アキラの友人にしました。
元のしかめっ面先生はお父さん先生に変身、武器屋のオーナーである史貴を追加しました。
佐保が早穂だったころは、冷酷な性格だったので、オネーチャンとガンガン夜遊びしまくってる設定が大丈夫だったのですが、佐保になって少し無理が生じた気がして、そこだけちょっと引っかかってます。
でもなんとかなるでしょう。
遊び仲間の史貴がいい動きをしてくれると思います。
今日も楽しく描いていく
もうすぐ002も30周年です。
描きたいシーンだけ描くことから卒業したい一心で始めた連載です。
私の創作意欲復活のきっかけになったアニメ、各SNSで仲良くしてくださる方々。
全てに感謝しながら、私は今日も佐保を描きます。
好き嫌い苦手が分かれる作品だと思いますが、大丈夫な方は最後までお付き合いよろしくお願いいたします。
名瀬の駄文でした。